例年、年の初めに国立新美術館で開催してきた「DOMANI・明日展」、今年度で第23回目を迎えます。会期を2021年1月30日~ 3月7日と定め、準備を進めています。春先からのパンデミックと深い文化的な中断を経て、今回は開催までにまだハードルがいくつも想定されますが、こうした状況だからこそ、文化庁が若手中堅作家を支援する仕組みをゆるぎなく持続する旗印として、この夏、オンライン上で展開し 、好評をいただいた「DOMANI・明日展plus online 2020」(10月11日まで)に続いて、ふたたび国立新美術館でのリアルな展示にたちもどります。
大田黒衣美、利部志穂、笹川治子、髙木大地、新里明士、春木麻衣子、山本篤という、過去10年間に研修経験を持った7人の新進作家に、それ以前に研修を経て、現在、アートシーンの最前線で活躍する竹村京・鬼頭健吾、袴田京太朗を加え、「2020年代」を迎えた日本のアクチュアル、かつ国際的にひらかれた表現を浮かび上がらせます(展覧会テーマは10月に発表)。
国際的な移動や発表を前提に活動してきた作家たちが、長期にわたる閉塞状態のアートシーンに遭遇したなかで思考を重ねた展覧会をご期待ください。
開催概要
- 会期
- 2021年1月30日(土)~ 3月7日(日)32日間開催
- 休館日
- 毎週火曜日(ただし2月23日(火・祝)は開館、24日(水)は休館)
- 開館時間
- 午前10時~午後6時
※入場は閉館の30分前まで
- 会場
- 国立新美術館 企画展示室2E
- 主催
- 文化庁、国立新美術館
- キュレーション
- 林 洋子(文化庁芸術文化調査官)
- 制作
- アート・ベンチャー・オフィス ショウ
- 観覧料(税込)
- 一般 1,000円(800円)、大学生 500円(300円)
※( )内は前売料金
※前売券は2021年1月4日(月)より販売予定
※高校生、18歳未満の方(学生証または年齢のわかるものが必要)は入場無料
※障害者手帳をご持参の方(付添の方1名含む)は入場無料
- お問合せ
- 03-5777-8600(ハローダイヤル)
- 出品作家
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- 大田黒 衣美 1980年生 現代美術【2018年(1年研修)・ドイツ(ベルリン)】
- 利部 志穂 1981年生 現代美術、彫刻【2016年(2年研修)・イタリア(ミラノ)】
- 笹川 治子 1983年生 現代美術【2019年(短期研修)・ドイツ(ライプツィヒ、ドレスデン、ベルリン、デュッセルドルフ)】
- 髙木 大地 1982年生 絵画【2018年(1年研修)・オランダ(ハールレム)】
- 新里 明士 1977年生 陶芸【2011年(1年研修)・アメリカ(ボストン)】
- 春木 麻衣子 1974年生 現代美術、写真【2017年(1年研修)・フランス(パリ)】
- 山本 篤 1980年生 現代美術、映像【2018年(1年研修)・ベトナム(フエ)】
- 竹村 京・鬼頭 健吾
1975年生 現代美術【2004年(3年研修)・ドイツ(ベルリン)】・1977年生 現代美術【2009年(2年研修)・ドイツ(ベルリン)】- 袴田 京太朗 1963年生 彫刻【1994年(1年研修)・アメリカ(フィラデルフィア)】
*【】は文化庁新進芸術家海外研修歴